2021年11月26日
静岡県では、公益財団法人静岡県産業振興財団が主体となり、地域中小企業の未活用特許を利用した新製品・新サービスの開発支援を積極的に行っています。
この取組みの一環として、県内の大学生が特許活用のアイディアとビジネスプランを競い合う「第6回 学生知財活用アイディアプレゼン大会」を、当金庫および公益財団法人静岡県産業振興財団の企画・運営により、令和3年11月19日(金)に、静岡市清水文化会館「マリナート」で開催いたしました。
本大会は平成27年から毎年開催しており、昨年度はコロナ禍により中止となったものの、2年ぶりの開催となる今大会は、県内4大学、11チーム、56名が参加し、県内企業等が発明した「特許技術」を基に、製品アイディアやビジネスプランを考案し、8分間のプレゼンテーションで競い合いました。
審査の結果、最優秀賞1チーム、優秀賞2チーム、審査員特別賞2チームが選ばれました。
賞 | 学校名 | チーム名 | アイデア |
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最優秀賞 | 常葉大学 | 「Flower Road」 | 紙製ハニカムパネルを使ったハニカムテント |
優秀賞 | 静岡大学 | 「オムライス」 | 透明な梱包材を使った香りを持ち帰る梱包サービス |
静岡県立大学 | 「えだまめ」 | 電力を使わない乾燥技術を使ったズボンハンガー | |
審査員特別賞 | 静岡文化芸術大学 | 「こさいん」 | 紙製ハニカムパネルを使った防音授乳室 |
静岡県立大学 | 「大島」 | 曲がるLEDシートを使ったタオルマフラー |
最優秀賞を獲得した常葉大学の「Flower Road」チームは、段ボールよりも高強度で防音性に優れた「紙製ハニカムパネル」の特許技術を活用し、災害時の避難所で使用できる屋内用居住スペース「ハニカムテント」を考案しました。
一昨年の大会で最優秀賞に輝いた静岡県立大学チームのアイディアは、その後1年余りのブラッシュアップを経て商品化されるなど、本大会の取組みから成果が生まれています。当金庫では、優秀なビジネスプランについて、引き続き事業化に向けた支援を続けていく方針です。
以上