2009年入庫。経済学部卒。入庫後、2店舗で営業を経験。その後、営業推進部では預金や融資商品などの開発、金庫イベントの企画担当を経験。
現在は支店長代理として、自身も取引先を担当しながら部下の育成、アドバイスなども行なっている。
2008年入庫。経営情報学部卒。入庫後、4店舗で営業を経験。2019年に中小企業診断士の資格を取得。現在は、経営相談部経営相談課に所属し、営業店担当者と共に取引先の課題解決に向けたアドバイスやサポートをしている。
茗広茶業株式会社様は昭和48年(1973年)の創業。以来約半世紀に亘り、静岡市で茶製造・販売を手掛けています。
生産量日本一を誇る静岡茶は、鎌倉時代が始まりと言われており、その中にあっては同社は言わば「若手」(社長談)。創業当時から「創造×革新」を経営理念に掲げ、これまでにない新たなチャレンジを続けている会社です。せいしんは、同社の創業当時からご支援させていただいています。
今回は茗広茶業株式会社 代表取締役 社長の長瀬隆様に、せいしんの印象や今までのエピソードなどについてお話しいただきました。
当社はまさしくせいしんさんと共に歩み、共に成長してきたといえます。せいしんさんとは創業当時からのお付き合いです。
これまで多くの方に当社を担当していただきました。担当者の方は皆さん「親しみやすい、親身になって相談に乗ってくれる」という印象ですね。
最近の茶業界は日本茶の国内消費の減少や消費者ニーズの多様化などにより、リーフ茶の需要は減少傾向にあります。
私は、日本茶はリーフ茶が一番おいしいと思っていますので、できればより多くの方に、急須で淹れたお茶を飲んでほしいと思います。とは言ってもやはり、新しいお茶の楽しみ方を世の中に提供する必要性を強く感じていました。そこで、お茶を殺菌、パウダー状に加工し、健康食品として「食べて」もらうことを考えました。
しかし、商品化には粉体にする機械や、殺菌する機械といった新たな設備の導入が必要です。また、いずれは世界に販路を広げたいと考えていましたので、各国の食品安全衛生基準やハラール基準を満たすための高額な設備投資も必要となります。
当時のせいしんの営業担当に相談したところ、設備投資額の一定額が補助される「ものづくり補助金」制度を教えていただき、経営相談部の中小企業診断士の方が、煩雑な申請書類の作成を手伝ってくださいました。
せいしんさんの支援もあって、3年連続でものづくり補助金が採択され、国際基準にも対応する生産体制を確立することができました。
設備が整い、意気揚々としていたのもつかの間、販路が見つからず思うように販売ができない状態が半年間続きました。
困り果てた私は、営業担当の中澤さんに相談したところ、経営相談部の松永さんが、当社営業担当者向けに研修をやっていただけることとなりました。研修の甲斐もあって、全国の食品会社、健康食品会社等、今では多くのお客さまから引き合いをいただくまでになりました。また、SBA(せいしんビッグアドバンス)という、インターネットのビジネスマッチングサービスについてもご紹介いただき、導入後はインターネット経由での問合せも増えました。
今では急激に人気が高まっている「ほうじ茶」の粉状製品も売り出しています。
海外展開については外国人社員を採用し、アジアを中心に販路拡大を進めています。コロナ禍で外国人旅行者の需要が見込めない中ですが、オンラインで展示会を開き、先日はドバイのお客さまと商談。
海外でも健康意識の高まりで、粉茶の注目は高まっており、手応えを感じています。
グローバルな人材も積極的に採用している
当社は、創業以来、お茶の加工技術を磨き続け、多くのお客さまに日本のお茶のすばらしさを伝えてきました。今後も日本の茶文化の伝統を継承しながらも、時代にあわせた新しい発見・感動を提供できる会社を目指したいと思います。
せいしんさんにはこれまでも様々な支援をいただき本当に助かっており、感謝しています。当社の社員も皆、自動車ローンや住宅ローンなど、せいしんさんにはお世話になっています。これも支店の担当者、支店長や経営相談部の担当者と信頼関係ができているおかげです。今後も何か相談したいことがあったらせいしんさんにまず相談させていただきますね。これからもよろしくお願いします。