「うちは父の代からもう何十年もせいしんさんを使っているのよ」
その方は窓口を訪ねると、そう言って、なんだか嬉しそうに微笑んだ。
「でも、あなたみたいな可愛らしい女性の営業さんが担当するのは、初めてかも。」私はまだ新米で緊張していたけれど、お客さまのこの言葉で少し緊張がほぐれた。
「実はね、主人も定年退職したし、そろそろ子どもたちに何か残せるように、元気なうちに相続について準備していこうかと思って…」
せいしんの「マネープランナー」は、お客さまの資産運用のご相談に乗ることが仕事。私はまず、家族構成や、資産をどう残していきたいのかをお伺いした。
ご主人様と奥様は70歳代、ご子息様は50歳代でお二人、お一人は同居されていて、もうお一人は離れて住んでいるとのこと。
まだまだ駆け出しの私だったが、知っている限りの知識で、当金庫に資産運用が可能な保険商品があることをご説明した。
そして、次回は提案書をお持ちすることを約束した。
普段は営業担当の先輩が訪問しているお宅なので、先輩にこのお客さまのお話を聞いてみた。営業担当はいつもいろんなお宅を訪問していて、いろんなことを知っている。このお客さまも、初めは営業担当に相続についてご質問があり、それで、資産運用担当の私に話を伝えてくれたという訳。
「この方は、体を動かすことが趣味。あとお人形づくりね!」
ヒアリング内容を元に、このお客さまにどんなプランが適しているか調べ、提案書を作成する。覚えることがたくさんあり、学生時代に金融とは全く関係のない学部だった私は、初めは分からないことばかりで大変だった。せいしんでは、「マネープランナー向けの研修」を毎月開催してくれているので、そこで知識を得る他、先輩のマネープランナーに相談したり、営業担当に相談したり。
毎日の社会情勢は必ず把握するようにしている。資産運用では、常にフレッシュな情報提供が大切だと思うから。
お客さまに最適なご提案書が出来上がった!
相続に関する資産運用はとても大事なことなので、出来る限り、ご家族全員に同席いただいてお話をし、皆さまのご納得の上でご契約いただく、せいしんはそういうポリシーを持っている。
だから、ご家族が離れたところにお住まいの場合でも、なるべくお越しいただくようにお願いしている。
ちょうどご子息様たちが帰省されるタイミングでお話しさせていいただけることになった。
提案書を手に、お客さま宅を訪問すると、ご子息様たちも待っていてくださった。
「このお人形、奥さまの手作りなんですね!」
そこから趣味の話が盛り上がり、初めてお会いしたご子息様たちも交えての会話に、場が和んだ。
私は資産運用型の保険商品について皆さんにご説明した。
さまざまな運用上のご質問にもお答えした。
「こういう商品は知らなかったから、提案してもらえてよかったよ。ありがとう。」
そう言っていただけた。
奥さまのお顔も、ほっと安心されている様子。私もお役に立てて嬉しい。
今も、定期的に運用報告のため訪問し、世間話をして仲良くさせていただいている。
これからも、お客さま一人ひとりと寄り添いながら、大切な資産を守っていく、そんなマネープランナーでありたい。
8:30 | 出勤・為替チェック |
---|---|
8:40 | 朝礼支店メンバーのその日のスケジュールを確認します |
9:00 | お客さまへの提案書作成・資料集め |
10:30 | お客さま訪問・資産運用のご提案営業担当と一緒に、お客さま宅を訪問し、要望をヒアリングしたり、最適なプランをご提案したりします。 |
12:30 | 帰店・お昼休みお弁当を持ってきて、店舗2階の食堂でお昼休み。 |
13:30 | お客さま訪問・資産運用のご提案午前とは別の営業担当と、また別のお客さま宅を訪問。 |
15:30 | 帰店・日報作成、明日の提案準備次の日に訪問するお客さまの情報を、営業担当に確認したり、顧客情報を確認して万全に準備! |
17:00 | 退勤帰宅後に、資格の勉強や、金庫のE-ラーニング(動画による、せいしんのオリジナル自己啓発システム)を利用して勉強しています。 |
休日はカフェ巡りをして、のんびり過ごしています。