せいしんの本店エリアは静岡の商工業の中心地で、伝統的な産業と新しい文化が共存する、静岡ならではの良さのある地域。本店営業部に配属されたばかりの頃、畳店のお客さまを前任の営業担当から引き継いだ。
先代の頃からの長いお取引で、娘夫婦に事業承継をして間もないお客さまだった。
「このままでは日本の伝統産業が衰退してしまう!」
社長は、業界全体を盛り上げようと、新しい取り組みやSNSを含めた広報活動を積極的に行うなど、事業に意欲的に取り組んでいらっしゃる方々だった。
そんな前向きな姿が好きで、よく顔を出しては他愛もない話をしたり、様々な情報交換をしていた中、「工場が老朽化しているので、小売スペースの新規拡充を兼ねて工場を建て替えたい」というご相談を受けた。
お客さまの夢実現に向けたスタートを切った。
「1Fを工場に、2Fはショップ、3Fにはワークショップを行えるスペースを作りたい。」
どんな工場で、どんなショップにし、どんな効果を上げたいのか?社長の構想に熱い思いを感じながら耳を傾ける。
「最近は畳部屋を持つお宅も減っているけれど、畳グッズは感じが良いからウケが良いんだよ。例えばコレ、良い感じでしょ?!」
社長は、畳を使ったコースターやランチョンマットを手渡してくれた。和モダンといった感じで趣味が良い。
「こういった畳グッズを誰でも手軽に作れる体験型のワークショップを開いて、若い人や外国の方にも畳の良さを実感してもらえる機会を広めたいんだ。」
私は社長の話に共感しつつ、融資の専任担当に伝えるべく、漏らさずメモを取る。
社長の話を、営業代理と融資次長に伝える。社長はどんな思いで、どんなことを実現したいのか?それによる事業の成長性。メインバンクは他金庫だが、支店長も含めて協力を得て、事業計画をより良いものにするためのアドバイスも行いながら、せいしんからの融資計画をご提案した。
「大石さんは、一番よく来てくれて、いろいろ教えてくれたから」と、せいしんを選んでくださった。
その後も建て替えを担当する業者との打合せにも同席させていただくなど、お客さまへのご支援を継続した。
実際に建物ができあがった時には、自分のことのように嬉しかったのを今でも覚えている。
社長からも、担当が代わった今でも顔を出した時には「あの時は本当に助かったよ、ありがとう」と感謝の言葉をいただく。
お客さまの夢実現をお手伝いできた達成感、これは他では味わえないことではないだろうか?
8:30 | 出勤・店周の清掃、新聞チェック |
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8:40 | 全体朝礼、係ミーティング支店メンバーとその日のスケジュールなどを確認します |
9:00 | 店舗出発 渉外活動個人・法人のお客さまを訪問。 |
12:00 | 帰店&現金等締め作業お預かりした現金や伝票およびデータの照合。 |
12:15 | お昼休み |
13:15 | 店舗出発 渉外活動融資のご提案など。また、金庫の中小企業診断士とお客さま同行をしたりします。 |
15:45 | 帰店&現金等締め作業お預かりした現金や伝票およびデータの照合。 |
16:00 | 当日の日報&翌日の訪問予定作成。お客さまからの相談事の整理、提案準備。 |
17:00 | 退勤 |
趣味は野球と腕時計収集です。野球部で活動しています。
休日は子供といろんなところに出かけています。